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  1. 大分市議会 2021-06-24
    令和 3年文教常任委員会( 6月24日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年文教常任委員会( 6月24日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   令和3年6月24日(水) 午前10時13分開議~午前11時24分休憩 2.場所    第3委員会室 3.出席委員    委員長 宮邉 和弘        副委員長 スカルリーパー・エイジ    委 員 長野 辰生        委 員  藤田 敬治    委 員 秦野 恭義        委 員  甲斐 高之    委 員 高松 大樹        委 員  井手口良一    委 員 佐藤 和彦 欠席委員    なし 4.説明員
       佐藤教育長   (教育部)    末松教育部長高橋教育部教育監坪根教育部審議監兼文化財課長、    桑野教育部次長高田教育部次長教育総務課長、    村上教育部次長社会教育課長長田大分美術館副館長兼美術振興課長、    野田学校教育課長、新納学校施設課長清水体育保健課長、    高橋人権同和教育課長佐藤大分教育センター所長内田文化財課政策監、    菅大分美術館館長江隈学校教育課参事姫野体育保健課参事、    大坪社会教育課参事植木文化財課参事歴史資料館館長、    小池大分教育センター参事兼副所長、柴尾大分教育センター参事補 5.事務局出席者    書記 宮本 樹理 6.審査案件等   【報告事項】    ①令和2年度 教職員在校等時間の状況について    ②大分教育施設整備保全計画の改訂について    ③大分市立小学校給食調理場調理等業務委託候補者選定委員会の結果について    ④大分情報学習センターで行ってきた情報教育在り方について    ⑤一人1台端末の活用状況について    ⑥その他                 会議の概要                              令和3年6月24日                              午前10時13分開議 ○宮邉委員長   おはようございます。ただいまより文教常任委員会を開会いたします。  本日は、常任委員会終了後、子ども育成行政改革推進特別委員会及び総合交通対策特別委員会の開催が予定をされておりますので、関係者の方は出席をよろしくお願いいたします。  それでは、執行部からの報告を受けます。  まず、学校教育課から、令和2年度教職員在校等時間の状況について、お願いをいたします。 ○野田学校教育課長   状況の数値的な御説明、御報告の前に、この表についてまず御説明をさせていただきます。  教職員在校等時間を示しておりますが、これは授業など学校内の業務に加えまして、学校を離れまして、例えば放課後、児童生徒の事件、事故などの生徒指導への対応、また、その後の家庭訪問、さらには、中学校におきましては部活動、こうした時間も含めまして、在校等時間の状況とし集約させていただいております。  また、この表は、令和2年度9月から令和2年度3月、つまり、令和3年3月までをまとめたものでございますが、それぞれ45時間超過、80時間超過、そして100時間超過と分けております。この45時間、80時間という数値につきましては、国の指針に基づきまして、本市が大分市の教育職員在校等時間の上限等に関する方針の中で、一月を45時間を超えない、また、複数の月、つまり、2か月や6か月平均で80時間を超えないという意味合いでこの数値を設定させていただいております。  また、100時間という数値につきましては、突発的な生徒指導事案のような場合であっても100時間を超えない、さらには、労安上、一月で100時間を超えますと体に不調を来すというような調査結果も出ておりますので、この100時間を1つの目安、基準といたしまして、まとめさせていただいているところでございます。  それでは、具体的な数値について御説明をさせていただきます。  令和2年度9月ですが、45時間を超えた職員が、小中学校合わせまして30.8%、10月が42.3%、そして3月が34.0%ということでございます。また、80時間を超えた職員は、10月が70人で2.8%、そして、令和3年3月になりますけれども、49人、2.0%という数値になっております。いずれも学期の初め、あるいは学期末の通知表整理等がございますので、こういった業務でどうしても時間が多くなってしまう。また、年度末に至りましては、その1年間をまとめます指導要録等、こういった文書の作成がございますので、どうしても時間を要しているということでございます。一部増加しているところはございますけれども、全体的には年々減少しておりまして、本市が進めております推進計画、あるいは教職員意識改革が進んでいるものと捉えております。  しかしながら、課題もありますことから、今後とも会議の持ち方、あるいは文書発出の精選、さらには業務の改善、こういったところを行いまして、働き方改革を一層推進してまいりたいと考えているところでございます。 ○宮邉委員長   ただいまの報告に対しまして、質問はありませんか。 ○甲斐委員   1点確認ですが、さっき在校等時間の説明がありましたが、持ち帰り仕事の時間は含まないという認識でよろしいでしょうか。 ○野田学校教育課長   この表の中には、持ち帰りの仕事は含んでおりません。しかしながら、私どもといたしましては、教職員が持ち帰って行う業務につきまして、把握をいたしまして指導を行っているところでございます。なかなか勤務時間の中では業務が終えられない。子供たちの下校が3時半から4時になります。そうすると、勤務終了時間が4時半から5時になりますので、この間の30分や1時間ではとても次の日の授業の準備ができないということになります。教員によっては、次の日の授業のために家に模造紙を持って帰って、そして次の日の板書の準備をするといったような職員もございます。こうしたことにつきましては、もちろん含めたものを整理させていただいているところであります。  しかしながら、これは教職員だけではなくて、自己研さんといったようなところもあろうかと思います。こういったところは含めないと指導している状況です。 ○甲斐委員   先ほど指導という言葉がありましたが、教育委員会が把握しながら、そんなような実情も分かりながら、今後とも学校全体の仕事の削減の推進を図っていただきたいと思います。 ○宮邉委員長   ほかに質問はありませんか。 ○藤田委員   この教職員出退勤入力システムというのを、どうやっているのか説明をお願いします。 ○野田学校教育課長   教職員一人一人にクレジットカードのようなカードを準備をいたしております。これを出勤時に読み取る、感知する機器に当てます。そうすると、自動的に何時に学校に出勤したということが記録をされます。そしてまた、退勤時にこのカードを当てるということになります。こういったことが全て教頭のパソコンの端末に集約をされるようになっております。しかしながら、先ほど申しましたように、実際に学校を出ていても、その後、家庭訪問を行うことがございますので、その後、修正が手入力により加筆修正できるようになっているシステムでございます。 ○藤田委員   私が当初聞いていたのは、タイムカード的なものだとお聞きしましたが、それと同じものですか。 ○野田学校教育課長   はい。 ○藤田委員   同じでいいですね。分かりました。 ○宮邉委員長   ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、次に、学校施設課から大分市教育施設整備保全計画の改訂についてお願いいたします。 ○新納学校施設課長   別冊で保全計画、冊子を配付しておりますが、こちらのカラー刷り概要版で説明させていただきます。  1、保全計画位置づけと方針についてですが、まず、教育施設整備保全計画教育委員会所管施設である学校公民館文化財施設等を対象として、教育施設全般の適正な管理について、限られた財源の中で将来にわたって適切に維持管理できるように、平成28年5月に策定した30年間を整備保全計画期間とする計画でございます。本計画におきましては5年ごとに見直しを行うとされており、策定から5年が経過したことから、今回初めての見直しを行ったものでございます。今回の見直しでは、よりよい教育環境の充実に向けた取組となるよう、これまでの改修事例等を検証し、建物ごとに状況を十分に考慮した計画となるよう見直しを行っています。  次に、2の教育施設を取り巻く状況と課題についてですが、まず、現状①としまして、図2に示していますように、教育施設公共施設全体の約45%と大部分を占めている状態であります。その下の図3に示しますように、大規模改修建て替えが必要な築30年以上を経過する建物が約63%あり、10年後には8割を超えることから、さらに施設老朽化が進行する見込みでございます。  開いて2ページを御覧ください。現状②として、図4に示しますように、今後も建て替えを中心に教育施設の整備を行った場合、年平均で、80.2億円かかる試算でございます。これは、教育施設に係る投資的経費年平均で約42億円の約1.91倍に相当するものであり、さらに近年、労務単価等の上昇によって整備費が増加しているため、今後は投資的経費の不足が予想されるところでございます。  次に、現状③としまして、図5に示しますように、人口が減少する地域もあれば増加する地域もございますが、全体で見ますと本市の総人口は減少することが見込まれております。  次に、3、保全に係る基準の設定についてですが、従来の建て替え中心から、建物を80年使用する大規模改修――長寿命化改修に切り替えまして、今後の計画では、施設利用状況や各部の整備レベルを設定し、コストと関連づけて最適な仕様を検討しながら、建物の整備レベル統一化を図るように努めることとしております。  次に、3ページを御覧ください。4、中長期保全計画の策定についてですが、ここでは建物ごとの状況を十分に考慮した計画となり、今回、見直しのポイントとその効果について掲載しております。今後の計画では、より詳細に改修方針の判断が可能となるよう、図8の評価基準のとおり、建物ごとに第1次から第3次までの評価を行うことにしております。新しい建物改修フローは、その下の図9に示すとおりでございます。これまでの改修フローでは、建物が築40年を経過すれば、無条件に大規模改修――長寿命化改修を行うようになっておりましたが、新しい建物改修フローを設定したことで、効果1として、建物ごと改修方針をより詳細に立案できる、効果2として、整備費をさらに抑制、平準化が可能となる、効果3として、施設保有量適正化が図られる、効果4として、上位計画社会情勢をさらに反映した計画となるといった効果が期待できる改修フローとなっております。  4ページを御覧ください。建物改修フローに基づいて改修計画を立てた結果、今後整備にかかる費用は、これまでの年80.2億円から45.5億円まで縮小することも可能となります。  最後の5、保全計画の実現に向けてを御覧ください。今後を見据えた保全計画の実現に向け、教育施設ごとの特性を考慮しながら、1、計画的保全の推進、2、集約化複合化の推進、3、民間活力導入等の推進、4、財政負担平準化の推進といった4つの推進方法を掲げております。今後につきましては、限られた予算の中で全ての建物の改修方針建物ごとに最適なものとなりますように、教育委員会内部において、より詳細に精査し、本計画を基本として総合的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○宮邉委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。 ○井手口委員   計画そのものはこれでいいと思いますが、市民の生命、財産を守るというのは、行政にとっては最大の使命でもあります。同時に、子供の命を守るということは、当然最大の配慮をしなければいけないところですが、子供たちは大体、ウイークデーの24時間のうち3分の1を学校で過ごします。直下型の地震がその時間帯に起こらないという保証はありません。したがって、活断層がはっきり分かっている、その付近の学校に関しては、特に耐震性については気をつけていただきたいと思います。それから、大変悲しい話ですが、一時期、建設用資材が不足したときに、海砂を使用することを許可された時期がありました。そのときに小中学校の建物にも使われています。こういうところは、壁面が剥げたり落下したりという可能性が十分あります。これは、直接子供に当たればもうとんでもないことになりますので、この2点については強くそれを留意しながら、整備等を進めていただけるようにお願いします。 ○宮邉委員長   要望でいいですか。 ○井手口委員   はい、要望でいいです。 ○エイジ委員長   今回、大規模な改修の予算の説明ですけれども、確認したいのが、各学校に年間の整備予算が決められていますよね。例えば、城南小学校のように50年を超えているものもあれば、碩田学園のように数年しかたってないものもある。そこで、恐らく整備をする場所、箇所も変わってくると思いますが、これは一律の予算ですか。 ○新納学校施設課長   営繕の費用につきましては、学校一律にするものではございません。それぞれ外壁、屋上防水、トイレ、いろんな個別計画がありますので、随時その経過年数に応じた形で計画を立て、市が直接工事をやっていきますので、当然、年度によって何千万円もかかるような学校もあれば、少ない学校もあるということでございます。 ○エイジ委員長   では、ある程度柔軟にその状況に合わせてということですか。 ○新納学校施設課長   はい。 ○エイジ委員長   なぜ今伺ったかというと、うちの娘も息子も小学生ですし、学校の現状で、以前も相談したときに整備していただいたのですが、基本的に学校に聞くと、年間の予算が20万円しかなくて、その中で基本的にやりくりしないといけないということです。学校側としては、教育委員会にこういった整備予算を下さいというのは言いづらいということで、意外と放置されているところがあります。以前、城南小学校の校門といいますか、横に開く金属のシャッターが破損していまして、別件で行ったんですけど、あまりにも子供たちに対して危険な状態、それとやっぱり景観的にもよくない。学びの場なのにこんな壊れていて、ずっと放置しているのと言ったら、当時の担当課長から予算がこれだけかかりますということで説明を受けましたけど、実際、今、何とか整備していただいています。そこだけではなく、学校側が予算を請求しにくいような空気を持っているのをよく聞きますので、その辺をどう捉えているのか教えてください。 ○新納学校施設課長   今、委員がおっしゃられた20万円というのは、教育委員会が年間を通して配当している修繕費としては大きいほうです。修繕費につきましては、ドアのノブが壊れたとか、ちょっと建てつけが悪いとか、目安としては5万円以下の修繕に関しては、学校配当予算でお願いさせていただきます。当然、私ども学校担当がいますので、いろんな大小の営繕費に関しては、現地を確認した上で、修繕でも高額になるものは直接、学校施設課が持っている予算で対応をしています。委員がおっしゃられた学校が言いにくい面とか、そういうことは一切ないと私は捉えているのですが。 ○エイジ委員長   一切ないではなくて、もう何校かそういった同じような意見を学校側から頂いていますので、そういったことがないように、ぜひ教育委員会からも、逆に何かあったら言ってくださいという、手を広げてみてもらうというか、間口を広げておいていただけるような状況をお願いしたいと思います。 ○宮邉委員長   ほかに委員からありませんか。
     〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   次に、体育保健課から、大分市立学校給食調理場調理等業務委託候補者選定委員会の結果についてお願いいたします。 ○清水体育保健課長   資料3を御覧ください。現在、市立小学校給食調理等の業務につきましては、市立小学校19校、7事業者民間委託を実施しているところでございます。  平成30年8月1日より実施しております大分市立豊小学校をはじめとする11校の契約期間が、令和3年7月31日をもって満了し契約更新を迎えますことから、令和3年5月28日に大分市立小学校給食調理場調理等業務委託候補者選定委員会を開催し、提案書等の書類の内容及びプレゼンテーション、ヒアリングの内容を審査した結果、資料にありますように、11校の委託候補者を選定いたしました。  このうち、豊府小学校滝尾小学校南大分小学校下郡小学校東稙田小学校の5校については委託事業者の変更がございましたが、これらの業者を含めまして、今回選定された6社の委託候補者全て、これまで大分市立小学校において給食調理等業務を行っている事業者でございます。  履行期間につきましては、令和3年8月1日から令和6年7月31日までとなっております。  今後につきましては、委託候補者と速やかに契約締結し、業務の引継ぎの打合せを行っていくなど、令和3年8月25日の2学期給食開始に向けて準備を行ってまいります。 ○宮邉委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   次に、社会教育課から大分市情報学習センターで行ってきた情報教育在り方についてお願いいたします。 ○村上教育部次長社会教育課長   資料は、ホチキスどめのA4の冊子になります。  令和2年第4回定例会中の文教常任委員会において、大分市情報学習センターの今後の在り方についてとして、今後、在り方の検討をしていく旨の御報告をさせていただいておりました。このたび、在り方案としてまとめたものについて御報告を申し上げます。  情報学習センターの課題といたしましては、情報教育をどうしていくのかというソフト面の課題と、建物施設をどうしていくのかというハード面の課題がございますが、今回の報告は情報教育をどうしていくのかというソフト面での内容となります。  まず1ページのはじめにを御覧ください。当時の国の方針に従い、大分市視聴覚センターが設立されたこと。その後、情報教育の支援が事業内容に加わったことで、名称が大分市情報学習センターに変わったこと。開設後42年が経過し、単独の視聴覚教育関係施設を設置している中核市は、本市を含めて3市のみになっていること。外部行政評価委員会からの意見を受け、大分市情報学習センターで行ってきた情報教育の今後の在り方について検討を行うこととなったことなどの見直しに至った経緯をまとめております。  2ページ、3ページは、国の動向と本市の大分市総合計画、大分市情報化推進計画、大分市教育ビジョン等との法的な位置づけになります。  4ページは施設の沿革、施設概要について、5ページは周辺地図、6ページは建物平面図、写真になります。  7ページを御覧ください。教室、講座や出前講習会など実施事業の内容を、8ページは受講者数の推移になります。8ページの大分市情報学習センター受講者数の推移と書かれたグラフを御覧ください。グレーが施設内受講者の合計、黄色が出前講座者数です。年々、出前講座受講者数が増えているのが分かります。  9ページを御覧ください。四角で囲んでいる部分になりますが、外部行政評価委員会から、平成24年度には、市民にとって利便性の高い立地になっているかという点や今後の情報学習センターの展望、在り方を検討し、その上で現施設の運用を考える必要がある。平成28年度には、当該事業及び施設必要性について検証を行った上で、市民ニーズに即した実施手法への見直しを検討する必要があるという御意見をいただております。その下には、事業面での課題として、エクセル、ワード等の講座は民間でも数多く実施されている現状を踏まえ、行政の役割を整理する必要がある点、公共交通機関利便性が低く、全市的な利用者拡大のための方策が必要と考えられる点などが挙げられます。また、一番下の部分ですが、大規模改修をもし行った場合の参考費用として、5億7,000万円が見込まれております。  10ページを御覧ください。市民ニーズと他都市の状況として、昨年度行った市民アンケート調査中核市等の調査結果をまとめています。市民アンケート調査では、パソコン等機器の使い方で困ったり、インターネット等の使用で不安を感じたりしたことがあると答えた人は非常に多く、全体の8割近くの人がそれらの教室が必要であり、情報学習センターよりも通いやすい、自宅に近い施設で学ぶことを望んでいることが分かりました。中核市等の調査では、8割以上の市では市民向けICT教室を実施するための拠点施設を有していません。7割以上の市では市民向けICT教室を実施しております。実施形態は、直接行政が実施している市と、民間委託等で実施している市とが半々であるという状況でございます。  11、12ページは、その裏づけとなる集計結果になります。  13ページは、結論の部分になります。ページの中段を御覧ください。これらの現状を踏まえと書かれた部分から読ませていただきます。これらの現状を踏まえ、今後は、これまでの情報教育施設に市民が出向いて受ける情報教育から、市民にとって身近で参加しやすい場所での情報教育へと変化させる必要があると考えます。具体的には、利便性のよい行政の施設地区公民館文化施設等や地域の施設、校区、自治公民館等に講師が出向くことで、子供から高齢者まで参加しやすい情報教育の実現を図ります。また、誰にとっても主体的な学びの場となるよう、機材の調達や講師派遣について民間活力の活用を検討する等、市民ニーズに柔軟かつきめ細やかに対応できる体制の確立を目指します。このことが今後の情報教育在り方の案ということになります。  14ページは、これまでの情報教育と今後の情報教育のイメージ図になります。現在、この在り方案について、6月1日から6月30日までの間パブリックコメントを実施しているところでございます。また、外部有識者の方からの意見もいただく予定にしており、パブリックコメントの結果や外部有識者意見等を踏まえて在り方案を最終的にまとめ、7月の教育委員会で御承認いただく予定としております。 ○宮邉委員長   ただいまの報告に関して質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   次に、大分市教育センターから、一人1台端末の活用状況についてお願いいたします。 ○佐藤大分教育センター所長   1、現在の活用状況につきましては、4月末までに各学級で端末を児童生徒に配布し、5月中旬にかけて端末やクラウドサービスの取扱いについて説明し、授業での活用を開始しております。  具体的な児童生徒の活用といたしましては、小学校では、社会科にて大分市のホームページにアクセスし、ごみカレンダーを見ながら気づいたことを発表すること。体育にて、マット運動の様子を撮影し、自分の動きを確認して次の運動に生かすこと。総合的な学習にて、写真を撮影し、そこにコメントを記入し、授業支援ソフトで提出すること。国語にて、授業支援ソフト課題文章を配信することや児童生徒が解答を提出すること。中学校では、家庭科にて、電子ホワイトボードを使って付箋機能で意見を出し合うこと。社会科にて、生徒が授業支援ソフトのシンキングツールで発電方法やメリット、デメリットなどを比較し、提出したものに教員がコメントを記入することなど、教科の内容や特性、児童生徒の発達の段階に応じて活用しております。  次に、2、臨時休業等の対応につきましては、現在、児童生徒及び家族が新型コロナウイルス感染症による陽性判定や濃厚接触者となった場合は、学校と家庭間で協議を行う中、状況に応じて端末の持ち帰りを認め、遠隔授業ソフトを利用して、担任と児童生徒が顔を見ながら双方向のやり取りなどを実施し、安心して自宅で学習ができたなどの声を聞いております。なお、これまでに、5校の小中学校において、14人が端末を持ち帰り活用しております。モバイルルーターは、教育センターにおいて3000台の貸与準備を完了しております。また、家庭のインターネット環境について、現在調査しているところであります。  今後の方向性のうち、臨時休業等における対応といたしましては、全市的に臨時休業となった場合、学校ごとの――学年、学級を含みますが、臨時休業となった場合、児童生徒に個別対応が必要となった場合、いずれも、2週間程度を超える臨時休業となる場合において、タブレット端末を家庭に持ち帰ること、また、インターネット環境がない家庭には、学校を通じてモバイルルーターを貸与することにより、学習支援を行いたいと考えております。  学習支援の内容といたしましては、クラウドサービスを利用し、教員から課題やお知らせなどの配布、児童生徒から課題の提出を行うことにより、進捗や理解度を確認しながら学習を進めることや、遠隔授業ソフトを利用した双方向のやり取りにより、教員と児童生徒児童生徒同士が表情を見ながら説明や意見交換を行うことなどを考えております。  また、端末持ち帰りに向けて、各学校に利用するクラウドサービスについての説明資料を配布し、操作研修を実施いたしました。研修以降は、教員及び児童生徒が端末やクラウドサービスを授業等で利用することにより、端末操作の習熟度を向上させているところであります。 ○宮邉委員長   ただいまの報告に関して質問はありませんか。 ○井手口委員   遠隔授業をする場合の出欠の扱いはどのようになるのでしょうか。 ○佐藤大分教育センター所長   臨時休業でありますと現状ではお休みですので、出席扱いではなく、子供たちの学習支援を行うというようにしております。 ○井手口委員   出欠という言い方をすれば、全員が欠席というか、休日扱いにした上で学習支援をしようということで、今は新型コロナウイルス感染症と災害が念頭にあるでしょうが、いずれインフルエンザによる学級閉鎖の問題が出てきます。そのときのためにも、ぜひ整理をしておいていただきたいと思います。 ○宮邉委員長   ほかにありませんか。 ○甲斐委員   いろいろ準備をされているようですが、教職員への支援という形では恐らく今まで支援員が巡回という形で行っていたと思いますけど、今後支援員の増員なり巡回の頻度を増やすなり、その辺のお考えはあるのでしょうか。 ○佐藤大分教育センター所長   現状では、ICT支援員と委託契約を結んでおりますので、その範囲内で対応となります。ですから、学校規模によって回数は異なりますが、週に1回程度の訪問をしながらICT支援を行うというようになっております。  なお、教員への支援といたしましては、指導主事がICT活用レターというのをつくっておりまして、各学校でこういった特色ある取組をしていますとかソフトの活用方法等、そういった通信を通じて先生方に知らせるとともに、また、ICTの活用支援サイトという大分市の教員が見られるサイトをつくっております。そのサイトの中にソフトの扱い方、事例等を掲載しながら支援に当たっているところであります。 ○甲斐委員   要望になりますけど、委託ということですから年度の途中では無理だとは思いますが、一昨年来、その支援員も含めて巡回の頻度だとか増員という形、今後のいろんな活用を考えると、やはりそれぞれ習熟もありますし得意不得意がありますので、常設まではなかなか難しいでしょうが、ぜひ、今の委託の分で支援を増やしていく方向で今後検討していただきたいと要望しておきます。 ○宮邉委員長   ほかにありませんか。 ○エイジ委員長   これは、非常に子供たちも喜んでいて、すばらしい取組で期待ができると思っておりますが、先日、タブレット端末の授業が始まったということで、娘も喜んでどういう取扱いだとか、報告をしてくれるわけです。その中で気になったのが、インターネットを使った、有害サイトへのアクセスも現状だと可能ではないかということです。この辺を少し心配するところですが、例えばスマートフォンを持たせていたら、スマートフォンはこちらの設定でいろんなサイトにアクセスできなかったり、時間設定ができたりします。ただ、これに関しては、インターネットを使うということで、いろんな情報も収集できるという便利なところもありますが、有害サイトへアクセスできないようなフィルターの設定等はどのような状況になっているのか教えてください。 ○柴尾大分教育センター参事補   フィルタリングにつきましてはi-フィルターというフィルタリングを入れておりまして、カテゴリーによるフィルタリングをかけています。具体的に申しますと、例えば暴力であるとか性的なものとかということで、有害と思われるカテゴリーに対してフィルタリングをかけているという状況になります。それで、一定のものはフィルタリングにブロックされますが、おっしゃられますように全部が全部遮断できるものではございません。  現状は、もしそういうカテゴリーにも擦り抜けてしまうようなものがあった場合、こちらが連絡を受けましたら、あまりにもそれが有害であると認められたら、個別にブラックリストに載せていくような形のブロックをしていくということが今できることと思っております。 ○エイジ委員長   大変な作業とは思いますが、これは、大人の世界でもどうしてもそういったところを見てしまったり、つながってしまうということもあり得るので、子供たちは多感ですし、教育上の問題となると思います。  実際、LINEグループの中で友達が、これを見てよと言って、どこかのサイトのURLを貼り付けて送ってきて、すごい内容のものとかがあります。うちはもう見れないようにしているのでアクセスできないのですが、こういったものが子供たちの間でも日頃やり取りをされているということはもう分かるので。今まで使ったことがないけれども、タブレット端末を持ったことにより、そういったところにアクセスを誘導されたりすることもあるでしょうし、見れないようなしっかりとした対策を取りつつ有効的に使っていくべきだと思いますので、その辺は今後しっかり取り組んでいただきたいと思います。 ○宮邉委員長   ほかによろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、執行部からその他の報告事項はございませんか。 ○長田美術館副館長兼美術振興課長   美術館でこの夏、開催いたします特別展とコレクション展につきまして御案内いたします。  まず、お手元にお配りしておりますA4縦、北村直登展、青の象の絵が描いてあるこのチラシになります。北村直登展チラシを御覧ください。  特別展は、7月22日木曜日から9月20日月曜日までの間、北村直登展を開催いたします。当館では、平成28年度より、大分県内で活躍する若手作家を紹介するCIAOと名づけたアートプロジェクトに取り組んでまいりました。今回は、CIAO!2021として、市内在住の北村直登氏を初めて個展形式にて紹介いたします。北村氏は、独学で絵を描き始め、路上で自らの作品を販売するところから作家活動をスタートさせました。その後、大ヒットドラマに作品を提供するなど、そのカラフルでポップな作品は全国的にも注目を集めています。本展では、今までにない大作や空間を生かした展示などにより、北村氏が大切にしている人とつながる、人をつなげるアートの世界を紹介します。委員の皆様には、本展の招待状をお配りしております。どうぞ、お誘い合わせの上、美術館にぜひお越しいただきたいと存じます。  次に、「アート・ワンダーランド2021 これってアート!?」と書いてあるチラシです。  コレクション展のほうでは、「これってアート!?」という展覧会を開催いたします。これは、一見すると自分でも描けそうであったり、何を描いているのかといった疑問符がつきそうな収蔵作品をピックアップいたしまして、色や形、素材も多様な何でもありのアートの世界を紹介いたします。また、例年どおり、未就学児から中学生を対象にしたクイズ形式で鑑賞していくワークシートも用意をしております。  また、これらの展覧会のほか、いろいろな工作を楽しむ夏の子ども講座を計8回実施いたしております。  美術館では、検温、連絡先の記入、手指消毒、マスクの着用など、新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組んで開館をしております。今年の夏も多くの方に美術館を楽しんでいただきたいと考えております。 ○宮邉委員長   ただいま報告がありましたが、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   執行部からそのほかにありませんか。 ○新納学校施設課長   昨日井手口委員からお尋ねのあった、金池小学校施設整備に関することを説明してもよろしいでしょうか。 ○宮邉委員長   はい、どうぞ。 ○新納学校施設課長   金池小学校施設整備は校舎群を改築すると同時に、敷地内にある幼稚園や育成クラブ等を含めて一体的に整備をすることを目的としております。  そのうち幼稚園につきましては、子どもすこやか部の要請に基づき、幼児教育・保育施設として整備の対象施設としております。これは、将来の認定こども園化を見据えたものであって、今月から校舎の建設が始まっているところでございます。 ○井手口委員   子どもすこやか部に、その幼児教育・保育施設の外構に当たる部分の説明を求めました。そうすると、幼稚園には送迎というのはありませんが、保育施設となれば当然送迎が生じるわけですが、その送迎用の車両は今の小学校の敷地でいうと構内に設置するように計画されています。そうなると、朝の登校時間帯に、これまで子供たちにパイプガードでしっかり区分する形で設置してあった通学専用道、これと、保護者が子供を連れてくる車が交差することが起こり得ます。これは非常に小学生にとっては危険だし、保護者にとっても大変な話だと思います。  そこで、たまたまですが、細い道路を挟んだ反対側に市有地があります。現在のところは工事関係者が駐車場として使っています。当然、工事が終わればその必要はなくなるわけですから、これをきちんと整備して送迎用の駐車場としてもらって、そこからは徒歩で4メートルの道路を渡って保育園に入れるようにしないと、子供たちを非常に危険な状態にさらすことになりますので、それはもう計画の段階からの話をしておきたいと思って、それで昨日聞きました。 ○新納学校施設課長   委員御指摘のとおり、子供の安全が第一と考えておりますので、子どもすこやか部、都市計画部、教育委員会ソフト面ハード面含めて連携をしてまいりたいと考えております。 ○宮邉委員長   それでは、委員の皆様方からほかに何かございますか。 ○井手口委員   あと2つあります。
     1つは災害発生危険区域内の教育施設についてですが、特に校舎など施設の一部、または全部が災害発生危険区域内に存在しているケースがあります。それから校区が、通学区がこの災害発生危険区域内にあるというケース、さらには増水が当然考えられる。これ、大分川とか大野川を横断して子供たちが通学するということは小中学校の場合はあり得ないはずですから、それはいいとしても、中小河川に関しては当然増水する可能性のある川を子供たちが横断して登下校するというケースがある。この3つのシチュエーションに関して、教育委員会としてどの程度把握しているのか、まずお聞かせください。 ○清水体育保健課長   委員御質問の各区域につきましては、水防法に基づく洪水浸水想定区域、それから土砂災害警戒区域、それから河川の関係があると思いますけれども、まず、洪水浸水想定区域につきましては、水防法に基づきまして、洪水浸水想定区域の要配慮者利用施設市立小学校83校のうち37校が指定されております。また、土砂災害警戒区域につきましては、要配慮者利用施設に7校が指定されております。  ただ、学校の校区、それから河川については、本市作成の津波・地震ハザードマップを参照に各学校が確認することとなっておりますが、教育委員会としてはその全体を把握しておりません。今後、洪水、浸水、河川の氾濫、それから地震の津波の発生想定などもございますので、ハザードマップ等を参照するようにし、今後、学校の防災マニュアルを見直す際に、各学校の立地条件や想定する災害を明記するよう指導したいと考えております。また、どのような区域に属しているかも含めまして、各学校が作成した被害の想定についてまとめたものを教育委員会のほうに提出を求めたいと考えております。 ○井手口委員   その最後の部分が一番肝腎なことで、一義的には、教育委員会が把握するよりも、各学校がそれぞれ自分の子供たちが通ってくる通学路についてきちんと把握していればそれでいいわけですが、私の知る限りは全校がそれをしているとは到底思えない状況です。前回も一般質問でさせていただきましたが、学校管理者の災害に対するモチベーションといいましょうか、感覚はそれぞれの学校によって相当違いがあるような気がします。その部分に関しては教育委員会がきちんと管理ができるように、少なくとも各学校に今おっしゃったものの提出を求めるようにお願いしたいと思います。  もう1つですが、今般、教育委員の人事案が上程されていますが、そのことについてどうこうではありません。ただ、教育委員の費用弁償、特に旅費について少し疑問に思うところがあります。ここに5人の教育委員の名簿があります。全員が大分市内に暮らしています。この人たちに対して、この人たちのほかの委員会の委員だとか、あるいは職員に対する旅費規程を当てはめて考えると、それに相当していない人がいるのではないかと思います。もしそうだとすれば、旅費規程そのものに問題があるのか。逆に、旅費は正当に払われているとしたら、議会に報告をしている住所が事実とは違うか。そのどちらかということになろうかと思いますので、これをきちんと精査して、今日ではなくていいですから、改めて報告してください。 ○宮邉委員長   改めてということで、調査をお願いいたします。  ほかの委員から、ありませんか。 ○甲斐委員   プール清掃について、意見と要望という形で言わせていただいていいですか。 ○宮邉委員長   どうぞ。 ○甲斐委員   本年度、2年ぶりの水泳の授業という形で、プール掃除が久しぶりになりましたので大変な部分もあったようですが、教育委員会から洗浄促進剤的なものを、除藻剤とは別に数年前から配布していただいたのが非常に役に立っているという話を聞いています。ただ、感染症のことがありますので、教職員だけで行ったところ、それからクラスを分けて行ったところや、必ず対策を講じながらという形ですので、かなり御苦労されているように聞きました。自分たちだけで行うその意義も分かりますし、貴重な体験であったと私も自分が教職員時代に思っていましたが、これからのことを考えると、これまでも滑ったりとか異物があって危険な状態にあったのが、感染症対策ということで今後もいろいろ創意工夫しながらやらないといけない現状を考えると、他県で実施されてきているプール清掃の外部委託を本市においても調査研究する必要があると思いますので、現段階の見解というか、その辺をお聞かせ願えればと思います。 ○新納学校施設課長   委員御提案のプール清掃業務委託につきましては、御指摘のとおり、職員の負担軽減や子供の安全ということを考えれば、学校施設課としても今後、他都市の状況等を調査研究しながら方向性を決めていきたいと思っております。 ○甲斐委員   ぜひ、よろしくお願いいたします。 ○宮邉委員長   ほかの委員からはありませんか。 ○エイジ委員長   通学路について1点です。今、城南中学校の通学路に指定されていると思うのですが、城南西町から深河内方面に下りていく道路がありますが、周りから太い樹木が道路の上に出てきています。それが何かの古木でしょうけど、折れて電線か何かにぶら下がっているような箇所が2か所ほどあって、危ないのではないかという相談を受けました。  これがややこしい話で、私有地から出てきているもので、なかなか持ち主が整理しないといけないという前提があるんですが、今そこの道路自体は危険だということで封鎖をして、通学している生徒たちが遠回りをしている状況になっています。距離で言ったら600メートルか700メートルぐらいですが、例えば僕なんかそうでしたけど、庄の原地区というと、学校まで通うのが相当遠いんです。近道として使っていましたが、そこが使えなくなって遠回りとなったら、生徒たちにも負担がかかる、時間がかかる。それと、やはり一番大事なのが、こういった通学路の不備に関して教育委員会として把握されているのか聞かせてください。 ○野田学校教育課長   通学路につきましては、委員が御指摘の地点について把握しているかどうか、今この場で私が即答ができませんけれども、過去の例を申しますと、委員が御説明をされたように、私有地から道路にまたがっている樹木につきましては、なかなか剪定というのが勝手にできないというようなところがございます。  しかしながら、過去の事例を踏まえますと、関係課とも相談をいたしまして、その持ち主の方に自治委員さんからお声かけをしていただくというようなことの対応はさせていただいていますので、現状の確認をいたしまして対応させていただきたいと思います。 ○エイジ委員長   ぜひ、早急に対応していただきたいと思います。その土地の持ち主と、土木建築部の担当課が話をしていただいて、撤去するための見積り等も出してもらっているらしいのですが、なかなか特殊な作業になるそうで、素人が登って行って切ったりするようなことができないそうです。時間がたって、まだ撤去に取りかかれていないという現状があるなかで、安全面とかそういったところを考慮して、なるべく早めに対応してくれるという話はしていただいています。ただ、教育委員会もやはり通学路に関しては把握していただいて、なかなか情報が上がってこないかもしれないですけれども、そういった困っている生徒たちがいて、地域の方々が心配されている。使うべき道路が使えなくなっているというところはぜひ情報共有をしていただきたいと思うのと、そういったことがあったときは直ちに整備できるように、関連部署とぜひ連携を取って、早急に対応していただきたいということを要望しておきます。 ○宮邉委員長   ほかの委員からございませんか。 ○藤田委員   先ほどの井手口委員の話とも関係しますが、いわゆる洪水対策の件ですが、先般、国土交通省が大分川と大野川と、洪水のシミュレーションビデオを出されたと思います。あれを見て、今まで大分市は線状降水帯の部分のところがあまりないようなことを言っていましたけど、結局、昨年のいろいろな災害が出たこともあって、急遽、国土交通省がつくったのですが、ああいった内容のものを学校の現場の方々にぜひ見ていただきたいと思います。なぜかといいますと、例えば大野川であれば、堤防が壊れたときにはどうなるかとかいうことを、私どもあたりはもう大体分かるわけですよね。ただ、先生方は多分その地域のことをほとんど分かってない、いざ壊れたときにはどうなるかとか、もう現状でしか分かっていません。例えば、賀来川の中の賀来橋の辺りの堤防が壊れたときのシミュレーションを一回見ていただいたらお分かりになりますように、急激に大分市内全域に水が入るような形になってまいります。それをぜひ学校現場の中で先生方にも確認をしていただきながら、例えば子供が避難するときとか、そういった場合に参考にするとか、ぜひ検討いただければありがたいと思っております。  当然、地区としては防災局全体でそういったものをやりますが、特に学校の場合は子供でありますから、ぜひ一回確認いただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  これは要望でございます。 ○宮邉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   以上で当委員会に付託されました全ての案件の審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   ありがとうございます。  それでは、本日の委員会は終了をいたします。  明日は午前10時から大分市鶴崎公民館の管内視察を行います。放送がありましたら議会棟玄関前に御集合ください。  本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                              午前11時24分散会...